安心安全の高品質生乳
浜中ブランド
浜中町の牛乳は、とても高水準な環境で生産・衛生管理されています。製品に加工され、生クリームやバターは勿論、「ハーゲンダッツアイスクリーム」の原料に使用されており、プレミアム牛乳「特選タカナシ北海道4.0牛乳」としても販売されています。
たくさんの人に認められた浜中の牛乳
日本で生産しているハーゲンダッツアイスクリームの原料には、浜中町をはじめとした根釧地区の牛乳を使用しています。
日本各地にタカナシ乳業の工場があり、北海道にはタカナシ乳業北海道工場があります。
Q. どうして浜中町の生乳は色んな人に認められているの?
アメリカから来たハーゲンダッツ社の技術者が選んだのが浜中町でした。理由はアメリカ並みに牧場の段階から管理された牛乳が浜中町以外になかったからです。良質な牛乳をたくさん生産するには良質な牧草が必要、そしてそのためには牧草の畑である草地の土壌分析が必要。
- ポイント:乳牛から搾ったままのものが「生乳」、「生乳」を殺菌したものが「牛乳」です。
全国の農協でも浜中町農協だけ牛乳トレーサビリティの確立
酪農情報システム
平成13年 国内でBSE問題が発生、安心・安全な食品への関心が高まったのをきっかけに浜中町農協では平成14年に「酪農情報システム」を構築しました。それにより生産履歴(トレーサビリティ)を明確にする仕組みで酪農が行われています。
【管理項目】牛の個体識別管理・人工授精履歴・生乳分析結果・生乳出荷状況・乳牛の購入、販売状況・乳牛の疾病、治療履歴
Q. どうして酪農情報システムを作ろうと思ったの?
当時アメリカでは生産履歴(トレーサビリティ)を明確にする仕組みで酪農が行われていました。 浜中町農協でも、1993年のBSE問題を機に生乳、乳検、繁殖、分析に加え、飼料、肥料の供給、家畜の移動、診療履歴、環境、生産履歴などを網羅し、浜中町の牛に関する情報が全て蓄積されています。トレーサビリティが確立し、生産履歴が明確に打ち出せるようになっている組織は全国でも浜中町農協が唯一です。
土壌・飼料分析、生乳・生菌分析を可能とした酪農技術センターの設立
浜中町農協は昭和56年に酪農技術センタ-を立ち上げました。
生乳の検査を中心に土壌、飼料分析、乳検事業による個体デ-タの蓄積、
人工授精所による繁殖管理を実施しています。
Q. どうして生乳検査や土壌分析を自分たちでやろうと思ったの?
全ては、酪農家さんをサポートしていくためじゃよ。
-
夏でも涼しく過ごしやすい気候で、海からのミネラル分などが霧とともに牧草地に降り注ぎます。
-
おいしい牧草を作り出すには、土が健康でなければなりません。 酪農技術センターで検査して、バランスのとれた土作りをおこないます。
-
太陽を浴び、土の栄養をたくさん含んだ牧草をたっぷり食べて、浜中町の牛達は良質な牛乳を作り出しています。
-
牛は1日中餌を食べたり、水を飲んだり、寝たり起きたりを繰り返しています。牛にとって居心地のよい環境を与えることはとても重要です。