2023 ふぁん3月号
2023.3.1
新年度に入り2ヶ月が経ちましたが、相変わらず個体価格は上がる兆しは見えてきません。生市場価格はひと頃のように百円や千円という価格はあまり見なくなりましたが、種牛や体重によって集荷してもらえない初生が、まだ散見されます。酪農家個々の考え方や飼養管理次第で状況はガラッと変わります。大した金額ではないと考えていると1年間で大きな金額の差になってしまいます。
また、乳質についても乳房炎で廃棄している量は1年間でどのくらいになるか、今一度考えて頂きたいと思います。系統出荷している方々の中に生菌数・体細胞数が規定よりも悪くペナルティーを取られている方はいないでしょうか。これらは気づかないうちに大きなロスとなります。営農計画の時にコストを見直してくださいと言われたと思いますが、必要のない買い物だけでなく、買ったけれど使っていないものも含めロスにも目を向けて頂きたいと思います。ぜひ雪が解ける前にお願いします。