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2022年 ふぁん1月号 新年のご挨拶より

 新年あけましておめでとうございます。今年1年災害などなく穏やかな天候が続き、良質な粗飼料が確保できることを切に望んでいます。

 さて、昨年も一昨年同様コロナウィルスに振り回された1年でしたが、それ以外にもいろいろなことがありました。1月にはアメリカでバイデン大統領が就任し、対中国政策について不安視されましたが、トランプ大統領の方針が継承されるとのことで一安心したところでした。2月には日本国内でも医療従事者へのワクチン接種が始まりました。ワクチン接種の始まりは遅かったのですが、昨年の終盤には世界の中でも接種率の高い国となりました。7月には熱海で大規模土石流が発生し、多くの方々が犠牲になりました。毎年どこかで大きな災害に見舞われる国となった気がします。そんななか賛否両論ありましたが東京オリンピックが開催され、多くの感動を呼びました。なかでも女子バスケットボールの銀メダルは感動しました。10月には岸田内閣が発足し衆議院解散に伴う衆議院議員選挙が行われ、自公絶対安定多数の与党の勝利となりました。コロナ禍で沈んだ雰囲気の中でも、ゴルフの松山英樹選手のメジャー大会制覇、真鍋淑朗氏のノーベル物理学賞受賞、将棋の藤井聡太くんが最年少で4冠達成など、嬉しいニュースもありました。

 農業の分野では、G7サミットやCOP26などで議論されている温室効果ガス排出削減に向けての対策として、「みどりの食料システム戦略」なるものが採択され、農業分野でも持続可能な社会、農業を目指していかなければならない時代に入ったと思います。

 また、この原稿を書いている今はまだ決まっていませんが、補給金単価、集送乳調整金が上がっていることを願っています。乳価交渉はかなり難航するかもしれませんが、最低でも現行維持は必要と考えています。北海道全体はまずは令和3年度をどう乗り切るか!3月にどのくらいの乳量になっているかで令和4年度がほぼ決まってくると思っています。今年は濃厚飼料は高値で推移し、肥料・石油製品も値上がりしています。コストがかさむなかコロナ禍が解消される見込みは薄いと思われますが、皆さんに少しでも幸せを感じていただけるような農協運営を心掛けてまいりたいと思います。皆さんのご多幸をご祈念申し上げて新年のあいさつと致します。