2022 ふぁん10月号
2022.10.1
9月に入りようやく晴れの日が続き、2番草の収穫作業も順調に進んだと思われます。今年は6月から8月まで晴れの日が続かず収穫作業にてこずった方が多かったと思いますが、今手元にある粗飼料でどのように乳を搾るか、牛を飼うかをじっくりと考えて頂きたいと思います。
円安による濃厚飼料の高騰を受け、肉用牛素牛の買い控えによるホル雄やF1価格の下落は、酪農経営に大きなダメージを与えています。なるべく売れる牛を作り、自分たちでできる方法で最大限ロスを減らしてください。やり方はそれぞれ違いますので家族でよく話し合ってください。
飲用乳価は上がることが決まりましたが、加工原料乳価や補給金の年度途中での価格改定は交渉中のためなかなか先が見えてきません。酪農バブル余韻がまだ残る中、円安・原油高の影響下での急激な生産資材の高騰に対して対策をしてもらわなくては、酪農、畜産が崩壊してしまします。なるべく早い円安の打開と、新明畜産の一日も早い再興を願うところです。