2022 ふぁん11月号
2022.11.1
8月後半以降下落したホル雄初生をはじめ個体価格が戻らず厳しい状況が続く中、制度資金の返済や年末が近づいています。資金調達や来年度の営農計画のための準備はできたでしょうか。資金調達はなるべく早く行ってきてください。日本経済の冷え込みに加え11月の乳価値上げによる影響も大きく、年末・年度末の処理不可能乳の発生も昨年の3倍から4倍になる可能性が見込まれています。まずはこの年末をどのようにして乗り切るかが大切です。昨年も同じようなことを言いましたが、今年は昨年よりも深刻です。今は北海道の生乳生産量は減産していますが、それ以上に消費が減っています。インバウンド需要に期待するところですが、それもあくまでも希望であって確定ではありません。まずは北海道の酪農民が同じ方向を向いて自分たちのできる事をやり、それで足りないところは国にお願いし、国もやるべきことはやる。酪農民・連合会・国が同じ方向を向いて行動することが重要だと考えます。この難局をみんなで乗り越えましょう。