2022 ふぁん12月号
2022.12.1
早いものでもう師走となりました。11月に入りコロナの再拡大で鈴木知事が第8波の宣言をしましたが、皆さんの生活は今年一年どうだったでしょうか。今年もコロナに翻弄された一年でしたが、そこにロシアのウクライナ侵攻をはじめとする世界情勢の変化、輸入生産資材の高騰、さらに円安が加わり生産資材の高騰による物価高騰が起きてしまいました。
酪農・畜産業界も例外ではなく飼料・肥料・石油製品などあらゆるものが値上がりし、牛の販売価格が一気に暴落、二重苦・三重苦の状態へと追い込まれてしまいました。この様な急激な情勢変化に対応する制度は整備されておらずこれからの課題ではありますが、それよりも今年から来年にかけて生活をどのように守っていくかが最も大切です。そのためには加工原料乳価値上げは絶対であり最低でも10円は必要です。今年度と来年っ度の生産調整は乳製品在庫を削減して乳価をあげるためのものであり、乳価交渉に当たっているホクレンは腹をくくってやってもらいたいと思います。